【父親のモヤモヤ】「気持ちがラク」SNSで注目“父子帰省” 妻や親への気遣い→お盆の選択柔軟に

お盆は帰省シーズン。一家そろって故郷で過ごす人も多いでしょう。一方、父親と子どもだけで父親の実家に帰る「父子帰省」が、じわりと注目を集めています。夫の実家と言えば「妻の憂鬱(ゆううつ)」が話題になりがちですが、夫にもモヤモヤがあるのでしょうか。(朝日新聞記者・高橋健次郎)


「自分の実家へ妻を連れて帰省すると、両親も妻も気を使う。誰にも気を使わせない父子帰省はよかったです」


会社員の男性(29)は昨年の夏、当時1歳半だった一人息子と、自宅のある埼玉県から両親の住む富山県へ初めて「父子帰省」をしました。


「嫁」と「姑」の仲が悪いから、ではありません。


聞けば、共働きの妻は当時、資格試験に向けた勉強中。その上、男性の夏休みに模試があたってしまったというのです。家族全員で帰れば費用もかさみます。そうしたことから、「父子帰省」を決めたそうです。


ただ、「父子帰省」の方が気持ちがラクだと思ったのも事実でした。


両親は男性の一家を迎え入れることに気を使う。一方、妻自身も「手伝わなければ」と気負う。男性自身は、そうした状況に気をもみモヤモヤする。


これまでの帰省でそうした思いがありましたが、「父子帰省」ならばありません。


つづく

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190814-00010000-withnews-sociより