千葉県民の「関所」、錦糸町の変化は止まらない?

 千葉県出身のタレント、マツコ・デラックス氏が以前テレビで、「総武線沿線の千葉県民にとって、錦糸町は関所のようなもの」と語っていた。


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 マツコ氏によれば、錦糸町の「関所」というのは、いきなり新宿や銀座といった東京でも特に人が多い場所に行くとびっくりしてしまうので、まず錦糸町で東京の雰囲気に慣れるということだそうだ。


 そんな錦糸町もいま、イメージを変えつつある。また鉄道計画の進捗によっては東京東側の一大拠点となる可能性も秘めている。そんな「関所」・錦糸町の現在とこれからを探った。


■都営バスはドル箱路線が多い


 まず、駅周辺の様子を見てみよう。


 古くから栄えてきたのは駅の南側で、「テルミナ」という駅ビルがある。そして駅前には駅前広場と都営バスのターミナルがある。この都営バスのターミナルからは15系統が発着し、都営バスの中でもいわゆる「ドル箱」系統も発着する。


 例えば東京メトロ東西線の東陽町駅との間を結び、一部は日本橋を経由して東京駅丸ノ内口まで行く「東22」系統は都営バスの中で利益額1位、都電の廃止代替路線で砂町地区など鉄道空白地帯を経由する「都07」系統は利益額2位の系統だ。こうした利用者の多い路線があるためにひっきりなしに都営バスが行き交う。

つづく

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190529-00283273-toyo-bus_allより