就職氷河期を経験した不遇の世代、40代

就職氷河期中に就職活動をすることとなった40代の方のなかには、新卒で正社員として採用されなかったケースも多く存在します。その結果、同世代のなかで「持つもの」と「持たざるもの」の差が大きく広がりました。


また、2017年末に放映されたNHKの『クローズアップ現代+』の「アラフォー・クライシス」では、有効求人倍率がバブル期を超え、各世代で月収が増加している一方で「アラフォー世代(主に40代前半)の給与のみ5年前の水準に比べて約2万円下がっている」とも報じられています


かといって、40代で中小企業から大手企業への転職を狙うのは困難。優秀な人材にもかかわらず、低い給料でやりくりしている人も多いようです。女性においては、結婚や出産で一度退職したのちに正社員雇用を狙うのも難しいでしょう。


派遣社員の人も多いなか、リーマンショック後には派遣切りをされた人も。女性にとって安定して働けない環境も多く、「家計を助けたい」という理想の実現は厳しいのが現状でしょう。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00011048-toushin-bus_allより