600ml級が定番に...「大きめ」ペットボトル飲料なぜ増えた? 反映する様々な社会変化

暑くなると飲み物が欠かせない。コンビニでペットボトル飲料を買おうとしたのだが、ふと気になったことがある。携帯サイズのボトルはかつて多くが「500ミリリットル」だったのが、いつの頃からか「600ミリリットル」あるいはそれ以上の容量が定番になりつつある。


 「大型化」の理由は何なのか。飲料メーカー各社に聞くと、背景には昨今の社会事情を汲んだ側面もあるようだ。


■600、650、660ミリリットル


 コンビニの冷蔵庫を眺めてみると、緑茶商品はおなじみの「伊右衛門」(サントリー食品インターナショナル)、「お~いお茶」(伊藤園)、「生茶」(キリンビバレッジ)がいずれも600ミリリットルある。他のお茶系商品も大きい。「やさしい麦茶」(サントリー食品インターナショナル)は650ミリ、「十六茶」(アサヒ飲料)は660ミリもある。


 中でも巨大なのは「健康ミネラルむぎ茶」(伊藤園)の670ミリ(コンビニ限定)だ。インターネット上では大容量ボトルの筆頭格とされており、昨今では価格据え置きのまま容量が減る現象を指して「ステルス値上げ」と呼ぶ風潮もある中、その逆を行くような、抜きん出た大きさは人気が高い。長らくイメージキャラクターをつとめる笑福亭鶴瓶さんを引き合いに「やっぱ鶴瓶って神だわ」と書き込まれることもしばしばある。

つづく

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000000-jct-bus_allより