伊藤雅雪への敬意を忘れない 新王者の舞台裏の振る舞いに称賛の嵐「君は良い男だ」

ボクシングのWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチは25日(日本時間26日)、米フロリダ州キシミーで行われ、王者の伊藤雅雪(横浜光)は挑戦者で同級9位のジャメル・へリング(米国)に0-3の判定で敗れ、2度目の防衛に失敗。ベルトを失った。新たに王者となったヘリングは試合後にツイッターを更新。舞台裏の動画を公開し、伊藤へのリスペクトの意思を示したが、この振る舞いが素晴らしいと称賛を集めている。


 リング上では激しくやりあっても、リングを降りればリスペクトしあう関係だ。ヘリングが公開した1本の動画が話題を呼んでいる。初めてチャンピオンベルトを手にした海兵隊出身の33歳。熱くクレバーなファイトで伊藤を完封したが、試合後の振る舞いは実に紳士的だった。


 試合後の伊藤の控室を訪れたヘリング。赤いWBOのチャンピオンベルトを持参した新王者は伊藤に再びベルトを手渡し、そして握手を交わした後、抱き合って互いの健闘を称えあった。そして最後は日本流のお辞儀も。相手への敬意を忘れなかった。


 この動画を公開し、さらにこうつづっている。


「ボクシングは残忍なスポーツにもなりえるが、終わればスポーツだ。この機会をくれた伊藤雅雪にありがとう、君は良いチャンピオンだが、より良い人間や君がまた世界チャンピオンになることだろう!」

つづく

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190526-00061819-theanswer-fightより