「一芯三葉」丁寧に 児童が住民らと茶摘み

岐阜県加茂郡八百津町伊岐津志の錦津小学校の全校児童106人が13日、校内にある茶畑で茶摘みに取り組んだ。50年以上前から続くという伝統行事で、子どもたちは歓声を上げながら青々と育った新芽を摘み取った。


 同校には約5アールの茶畑があり、毎年この時期に保護者や祖父母、地域住民と茶葉を摘み取る。子どもたちは新芽の先から3枚分の葉を摘む「一芯三葉」の手ほどきを受け、摘み取りを通して交流を深めた。


 今年は約23キロを収穫。6年生は一部の茶葉で茶もみや茶葉を乾燥させる作業を体験し、摘みたてのお茶を味わった。児童(11)は「今年は葉っぱがきれいで柔らかかった。お茶も苦みがちょうどよくておいしい」と話した。


 摘み取った茶葉は町内の工場で製茶され、児童や地域住民に配られるほか、来校者をもてなす時に提供するという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190514-00137621-gifuweb-l21より