(朝鮮日報日本語版) G20大阪:安倍首相「日程詰まっている」韓国政府「我々も…」

開幕四日前も神経戦続く…首脳会談、事実上なし?


 韓日政府が今月28日と29日に大阪で開催される主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を機に推進してきた韓日首脳会談の開催が事実上、失敗に終わったことが23日、分かった。日本の安倍晋三首相が22日、読売テレビのインタビューで、「(G20サミット主催国議長であるため、会談)日程が詰まっている」「(時間の制限上)総合的に判断したい」と語った。すでに韓国以外の国との首脳会談日程はすべて決まっており、韓日首脳会談の開催は現実的に難しいという考えを明らかにしたものだ。


 安倍首相が韓日首脳会談の可能性に否定的な展望を公にしたのは初めてだ。東京の外交消息筋は「韓日首脳会談は事実上、なしになったようだ。今残されている現実的な選択肢は、G20サミット会場で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍首相が少しの間会って握手する程度の略式会談ぐらいだろう」と言った。


 これと関連して韓国政府関係者は「我々もG20サミット期間中、二国間首脳会談の日程がほぼいっぱいになっている。会談をしたいという国が多い」と語った。ある元外交官は「日本が韓国の神経を逆なでしたのは事実だが、ああいう対応の仕方は残念だ。第3者から見たら幼稚な意地の張り合いだろう」と言った。韓国大統領府は今回のG20サミット期間中に中国・ロシア・カナダ・インドネシアという4カ国との首脳会談日程を行うと先日発表した。大統領府は先週までは韓日首脳会談について「引き続き門戸を開いている」と言っていたが、安倍首相が今回、公に「日程」にまで言及した以上、韓日首脳会談は事実上、失敗に終わったものと解釈される。


 安倍首相は同日、韓国大法院(最高裁判所)の徴用被害者賠償判決についても「国際法上、あり得ない判決だ」「まず韓国側が正しく判断しなければならない。(慰安婦合意でも)日本は誠実に国際法に従った。今回は韓国が確実にそのような対応をする番だ」と述べた。

つづく

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-00080004-chosun-krより