沈没船内に男性、心肺停止 千葉・銚子沖の貨物船衝突

千葉県銚子市犬吠埼沖で貨物船同士が衝突し、愛媛県今治市の勝丸海運の千勝丸(499トン)が沈没し2人が死亡、2人が行方不明となった事故で、第3管区海上保安本部(横浜)は30日、船内から乗組員とみられる男性1人を発見した。心肺停止の状態。身元の確認を急ぐ。


 海保によると、29日に船内の捜索を終了したが、周辺の海底を捜索していた潜水士が30日午後1時10分ごろ、船の窓越しに人影を発見、その後、海水が満ちた居室から男性を収容した。


 事故は26日午前2時10分ごろに発生。行方不明の2人は、秋田市の瀬野博機関長(69)と今治市の馬越才五1等機関士(67)。